(本記事は令和3年8月20日に更新されました)
こんにちは、トモさんです。
今更ですが、シマノさんのディアルーナ96Mを購入したのでインプレをしていきたいと思います。ディアルーナはシーバスロッドですが、オールラウンドに使えるところが人気のロッドで、購入しようか迷っている方も少なくないと思います。
結論を先に伝えると、「これ1本でかなりの釣りをカバーできちゃう!」そんなロッドに仕上がっているかと思います。
ディアルーナはシーバスだけじゃなく、ライトショアジギングにも使えるの?どんなポイントだとディアルーナは活躍する?適しているフィールドが知りたい。ディアルーナ96Mに合った使いやすいルアーやジグについて知りたい。
こんな悩みに対して
ポイント
- ディアルーナ96Mのインプレ!使用感と実釣性能について
- ディアルーナ96Mの適したフィールドと対象魚とは
- 使用しやすいルアーやジグのウエイトについて解説
ディアルーナ96Mは1本でいろんな釣りをこなしたい!そんな欲張りアングラーの強い味方になるかと思う。
管理人について
シーバス6年目のリーマンアングラーで釣りへは週に3~4回行きます。
毎年青森で2桁シーバスを上げています。
初心者にわかりやすい釣りサイトを運営しています。
ディアルーナ96Mのインプレ!使用感と実釣性能について
まずはじめにわたしが今回ディアルーナ96Mを購入した理由は、
- 大型のシーバスと対等にやり取りがしたい
- サーフやテトラ帯といった場所で主導権を握らせたくない
- 軽いものから重めのルアーを幅広く扱いたい
以上の理由から購入に至りました。
基本スペックを見てみると、
ポイント
- 全長:2.9m
- 2ピースロッド
- 自重:141g
- ルアーウェイト:8~45g
- カーボン含有率:99.8%
こんな感じです。
使った感じですがなかなか軽い!以前までメインで使用していたアピアさんのフージンR95Mは167gでしたので26gも軽いと流石に変わります。疲れ易さがだいぶ違う。
軽いと操作性だけでなく、キャストしたときの振り抜きもシャープに振れるので飛距離だけでなくコントロールもしやすいですね。
使用してのメリット・デメリット
購入してからワームや重めのスピンテールジグまでをキャストしてみました。またエイも掛けたのでディアルーナの強さについてもある程度感じることが出来たため、メリット・デメリットを書いていきます。
デメリット
まずはじめに使ってみて感じたデメリットから、
ポイント
- キャストにコツがいる
- バイトを弾くため乗らない
- シーバスだと暴れさせてしまう
こんな感じです。
キャストにコツがいる
キャストには多少コツがいるな~と感じました。高弾性ロッドで結構硬めのロッドです。今のメインロッドはダイワさんのラテオを使用しているんですが、比べるとかなりハリが強いのがディアルーナ96Mの特徴。
ラテオはロッドを曲げてキャストするのに対して、ディアルーナはロッドの反発ですぐにルアーがはじき出されるような感覚がありました。10g程度の軽めのルアーを投げる時は特に難しいかも。
つまり、リリースポイントが柔らかめのロッドと違うので、今柔らかいロッドを使っている人は慣れるまでにちょっとコツが必要。
バイトを弾くため乗らない
わたしはシマノさんのロッドを使用したのは今回がはじめてです。購入した人からはめっちゃ硬いよ!バイト弾くかもと聞かされていました。
実際使用してみると、ショートバイトが乗らない(笑)おそらく50cm程度のフッコクラスだと思われますが、乗らないことが多いですね。ココは柔らかめのラテオを使用しているわたしとしては大きな違いかもしれない。
でも大型を対象として購入したので、小さめのシーバスがフッキングしなかったりバラしてしまうのは仕方ないと思ってます。
シーバスだと暴れさせてしまう
これは高弾性ロッドなので仕方がないですね。ラテオのような魚をいなしてファイトすることは少し難しと感じました。ココはドラグを緩めに設定するとか工夫が必要になるところですね。
シーバスが突っ込んでもロッドが反発するためどうしても暴れます。
結果、バレてしまうことも増えるだろうなーと感じているところです。小さなシーバスも取りたいと考えているならディアルーナ96Mは少し不向き。MLまたはLクラスにすることをおすすめします。
以上がわたしが感じたデメリットです。これからシーバスを始めるよ!って方には少しクセが強いロッドで扱いにくい番手かもしれない。
メリット
今度はディアルーナ96Mのメリットです。わたしが感じた良いところは、
ポイント
- ルアーの飛距離が伸びる
- 9.6フィートという長さの割に軽いから操作感抜群
- 魚を寄せるパワーが強い
こんな感じです。ラテオを購入した時も飛距離に感動しましたが、ディアルーナ96Mは個人的に長めのロッドなので更に飛距離が伸びましたね。そして軽いし、パワーがあるからやばい!
ルアーの飛距離が伸びる
個人的にディアルーナ96Mで使用するルアーは鉄板バイブ、スピンテールジグ、20gを超えるミノーを想定して購入したんですよね。
先日回遊待ちのシーバスのとき、サイレントアサシン129fをキャストしましたが、約66m程度飛んでしました。わたしのリールはヴァンキッシュ3000MHGなので巻取り量は86cm。糸ふけをとってからカウントして77回転でしたのでそれくらいです。
これはなかなか恐ろしい数字です。回遊待ちのサーフや河口のような広大なフィールドではかなりの武器ですね。
この飛距離を可能したのが、
- 高弾性による力
- 振り抜ける軽さ
- キャスト後のロッドの収束の速さ
この3つが素晴らしく感じました。おそらく30gくらいのメタルジグなら80mは簡単に飛ばせるかと思います。ライトショアジギングをする方なら間違いなく扱いやすいロッド!
ただしマックスウェイト45gまでなので、それ以上の重さのジグを投げる時は自己責任でお願いします。
9.6フィートという長さの割には軽いから操作感抜群
ロッドって軽くて短いと操作性が抜群に良くなります。それは当たり前ですが、ディアルーナ96Mはそこそこ長めなのに操作しやすいんです。
それは何故か?
- 長さの割に軽い!
- 高弾性で硬めだからこそルアーにアクションつけやすい
- ロッドの反発がすぐにルアーに伝わる
こんな感じです。
わたしは初心者の頃から同じ位の長さのロッドだと「リバティクラブ96ML」と「フージンRベストバウアー95M」を使っていました。どれもライトショアジギングにも使い回せますね。
ですが圧倒的に軽いのがディアルーナ96Mです!
比較すると、
リバティクラブ96ML | 180g |
フージンRベストバウアー95M | 167g |
ディアルーナ96M | 141g |
これやばくないですか?リバティクラブ96MLは1万しないロッドなので仕方ないですが、フージンRはディアルーナ96Mよりもやや高いロッドです!
でもディアルーナ96Mは実売価格2万そこそこでこの軽さ!マジでルアーにアクションつけやすいです。そして、今まで使ってきたロッドの中でも1番ハリが強いのでロッドの力がすぐにルアーに伝わりやすい。
長いのに操作感が良いのはこのためでした。
魚を寄せるパワーが凄い
ロッドパワーは気になるところですよね。結論マジで強い!
先日たまたまエイを掛けてしまったんですよ。かなりがっかりしましたが、ロッドパワーを試すならなかなかいい相手だと思いファイトしました(笑)
サイズ的には中型くらいですが、余裕で大座布団クラスのヒラメよりは大きいですね(笑)流れが緩やかな河川ということもありますが、5分もせずに浮かせることが出来ました。かなりロッドはぶち曲がりましたが、それでも余裕をもってファイト出来ましたね。
おそらくランカークラスのシーバスでも問題ないでしょうし、流れが激流のポイントでもいい勝負出来ます。障害物が激しい場所でも強引なやり取りが可能と感じました。リールやラインの強さも必要ですが、ロッドだけに関しては問題なし。
青物とはまだファイトしたことありませんので、機会があったら追記していきたいと思います。
※追記
令和3年8月19日にディアルーナ96Mでランカーを取ることが出来ました。
テトラ帯でのイワシ付きシーバスでかなりのファイター!!
その時のシーバスの写真はこちら
90アップをテトラ帯であげるのは、そう簡単なことではなかった~(泣)
リーダーも擦られて危うくラインブレイク寸前でしたが、なんとか獲ることができました。
何度もテトラに擦られそうになるのをディアルーナ96Mのパワーが踏ん張ってくれた。テトラ帯のパワーファイトのために買ったかいがありました。
こんな感動の1本に出会わせてくれたディアルーナ96Mにはホント感謝。そして楽しませてくれたシーバスに感謝です。
少しはディアルーナ96Mにパワーを伝えられたら嬉しいです。
以上が、ディアルーナ96Mの使用感やメリット・デメリットでした。
ディアルーナ96Mの適したフィールドと対象魚は?
実際に使ってみてフィールドに関しては、大抵どこでもカバー出来ると感じましたね。漁港やサーフや河川、河口などどこでもいけるロッドではないでしょうか。
唯一苦手な場所を挙げるとすれば、「小場所」になりますかね。使えなくはないですけど、もっと短いほうが楽にキャスト出来ますし、ルアーのコントロールもしやすいですからね。でも普通にいけちゃいますけど。
ディアルーナ96Mの適したフィールドというよりは、
- 大型の魚がかかる可能性がある場所
- 障害物が厳しくパワーファイトが求められる場所
- 流れが強い海域や河川など
こんな場所でこそ力を発揮してくれるロッドだと感じます。
わたし自身、ディアルーナ96Mに期待したのはテトラ帯でのイワシ着きシーバスです!サイズがそれなりに大きくランディングも難しいのでシーバスに主導権を譲るわけにはいかないんですよ。
いなして取ることも少し難しいし、強引にやり取りしなきゃダメな場所だからこそディアルーナ96Mの出番ってワケ
漁港でのライトショアジギングなんかはかなり適しているよ!ブリクラスだと流石に厳しいかもだけど、ワラサクラスなら大丈夫かな。磯だとちょっと不安なので、青物狙うなら堤防やサーフの方がディアルーナ96Mには適しているかな。
ディアルーナ96Mの対象魚は?
次に対象魚だけど、わたしが使っていけちゃうと感じるのは
ポイント
- シーバス
- 青物(小型~中型まで)
- ヒラメやマゴチ
- 根魚(アイナメ、ソイ)
こんな感じですかね。
シーバスならフッコクラスは余裕なのでスズキサイズが対象に入ると感じます。小さいと結構バレます(笑)
青物ならブリの幼魚で、「フクラゲ」は必要十分!「ワラサ」なら足場次第ってところでしょうか。その他にもサワラの幼魚で「サゴシ」なんかは十分に楽しめる魚かと思います。
ヒラメやマゴチはベストマッチかもしれません!フラットフィッシュはしばらく狙っていませんが、フラットフィッシュに使用するルアーやジグ、ワームの重さはディアルーナ96Mの適合ウェイト内ですからね。
根魚ならアイナメやソイはスピニングで遠投して狙うのに丁度いい硬さかもしれません。専用ロッドには敵いませんが、1本でいろんな釣りをしたいと考えている人には良いですね。
対象魚はこんな感じだよ!だいぶいろんな魚が狙えちゃうからかなり汎用性が高いね。対象魚の数だけワクワクが止まらないロッドだ!
使用しやすいルアーやジグのウェイトについて解説
まず確認しておきたいのが、8~45gまでが適合ウェイトということ。45gを超えるルアーを投げる時は自己責任お願いします。
わたしが現在までに使用したルアーは、
- ジグヘッドワーム:7g
- コモモSF85:7g
- ガルバ73s:12.8g
- コアマンパワーブレード20:20g
- サイレントアサシン129f:22g
- サイレントアサシン129s:24g
今のところはこんな感じ。
めっちゃ快適に使いたいのなら、15g程度はほしいところ。
ワームに関しては7gのジグヘッドを使用したので、ぶっちゃけあまり飛びません。おそらく30mくらいかと(笑)このサイズならちょっと投げにくいかな。
でもコモモSF85の7gだと必要最低限の距離は稼げました。ワームよりは少し飛ぶ感じ。でも適しているとは言い難いかな。
快適に飛ばせるのはガルバ73sクラスの重さからですかね!これはかなりストレスなく飛ばせました。
アサシンクラスになるとかなりぶっ飛びます!これは間違いない。
ルアー別に快適に飛ばせる重さを考えるなら、
ワーム | 10g以上はほしい |
フローティングミノー | 15g程度はほしい |
シンペン | 10g超えるくらいから快適 |
バイブレーション | 10gちょっとくらいから快適 |
こんな感じになるかと思います。
基本、バイブやシンペン、メタルジグは快適に使えるかと思います。
つまり、8gからいけるロッドだけど飛ばすなら10gちょっとは最低でもほしいし、軽いものよりは重いルアーを飛ばすのに適したロッドかな!
まとめ:ディアルーナ96Mのインプレ
いかがだったでしょうか?
ディアルーナ96Mについてあらためますと、
ポイント
- シーバスなら大型を狙うのに適している
- 小型~中型の青物には適したロッド
- フラットフィッシュもいけちゃうオールラウンダー
- ルアーなら20g~30g程度が扱いやすい
- 汎用性が高いからはじめの1本にもおすすめ
こんな感じになります。
1本でいろんな釣りを楽しみたいと思う人には、かなりオススメできるロッドでしたね。釣り人のわがままを聞いてくれる素晴らしいロッド!
それがディアルーナ96Mです!
大物も取れるパワーを備えた夢のあるロッドですので、気になった方は手に取ってみても良いかも。損はしないはずです。
今回はこのへんで
またね~