こんにちは、トモさんです。
今年に入ってから「ラテオ86ML」と「ディアルーナ96M」を購入したので、2つを比較してみたいと思います。番手は違いますが、両ロッドのコンセプトはどの番手も同じです。
この記事にたどり着いたということは、ラテオかディアルーナで迷っていて自分にはどっちが合っているか悩んでいる方だと思います。
また、どの長さや強さを選んだらいかも決めかねているのではないでしょうか?
ラテオとディアルーナは何が違うの?どちらが良い?この2本で狙う対象魚に違いはあるの?どちらか1本しか買えないから失敗したくない!
こんな悩みや疑問に対して、
本記事の内容
- ラテオとディアルーナの特徴まとめ
- ラテオとディアルーナの対象魚:汎用性はディアルーナ
- どちらか選ぶ時に失敗しないための注意点
どちらも人気があって良いロッドです。そして、シマノさんもダイワさんもかなり力を入れているのがこの2本です。わたしも3~4年ぶりにロッドを買いましたが、「めっちゃ進化してるし買ってよかった!」と心から思えたので紹介します。
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ラテオとディアルーナの特徴まとめ
両方のロッドをメインで使用しているわたしが、ダイワさんのラテオとシマノさんのディアルーナの特徴や違いについて、簡単にまとめてみたいと思います。
詳しくは、それぞれのインプレ記事を御覧ください。
ラテオの特徴を解説
まずはラテオについて特徴とわたしの使用感を見ていきます。
ラテオはシーバス専用に設計されたシーバスのためのロッドだということ。ダイワさんのホームページにもそんな感じに書かれていますし、購入したパッケージにもシーバスのことしか書かれていません。
全体的な特徴としては、
- とにかく軽い
- 感度と操作性は抜群
- 適度なハリとしなやかさを両立している
- 魚をいなしてファイトするロッド
- ジグをキビキビアクションさせるには向かない
こんな感じです。
シーバスを狙う上で、必要十分な性能は備わっている感じ。
キャストする時は適度な張りがあるので、プラグ系はとても投げやすい印象があります。ロッドも素直に曲がるのでルアーの重さをロッドに乗せやすいですね!
魚を掛けてからはロッドがしっかり曲がりますので、不必要にシーバスを暴れさせない。この適度なハリとしなやかさはバイトも弾きにくいと実感しています。
ディアルーナの特徴を解説
次にディアルーナについてわたしの使用感を見ていきます。
ディアルーナはラテオと対象的に、オールラウンダーのロッドだと言うこと。シーバスを対象にしていますが、青物からフラットフィッシュまで様々な魚をターゲットにしています。購入したパッケージにもそう記載されていますね!
全体的な特徴としては、
- 軽さはラテオとほぼ変わらない
- 感度はややディアルーナが上
- とにかくハリが強い(固い)
- ロッドの反発で魚を寄せる
- ジグをキビキビアクションできる
こんな感じです。
軽さはほぼ変わらず、ややディアルーナの方が重いくらいで誤差の範囲内ですね。固い分感度はディアルーナの方がやや勝っているかと感じます。
ハリがある分、キャストに多少のコツが必要です。軽めのルアーではロッドを曲げることが出来ないので、投げやすいかと言われればちょっと疑問。
魚を掛けてもラテオほど曲がるわけではないので、シーバスなら暴れやすくバレやすい。バイトも多少乗りにくさはありますね。
ですが魚のサイズが上がれば、この固さが武器になってパワー負けしない優秀なロッド。
以上がラテオとディアルーナの特徴です。ラテオが「柔」のロッドなら、ディアルーナは「剛」のロッド。
まさにラオウとトキのような感じだね(笑)
ラテオとディアルーナの対象魚:汎用性はディアルーナ
どちらのロッドもシーバスをはじめ、青物やフラットフィシュを狙うことは可能です。
ですが、狙う対象魚によってわずかながら差が生じてしまいます。そこのところを解説していきます。
ラテオの対象魚
ラテオの対象魚はあくまでもシーバスです。そのために設計されています。そのための適度なハリであったり、しなやかさと軽さを追求したロッドです。
じゃあ他の魚を狙えないの?
それは違うよ!青物もフラットフィッシュだっていけるロッドであることは確かかな!
強いて言えばラテオは、
- シーバスは最適
- フラットフィシュはまあ行ける
- 青物は不向き(行けなくはないけど)
こんな感じかな。
青物やフラットフィッシュはメタルジグを使うことが多い釣りです。特に青物はメタルジグをメインで使用することも少なくありません。
ラテオは適度なハリはありますが、ロッド自体が固いわけではない。ジグをキビキビ動かすにはロッドティップが入りすぎてしまうんです。
そうなるとどうしてもジグがキビキビ動いてくれないんですよね。ジグの動き自体をロッドが吸収してしまう感じ
ラテオはプラグをキビキビアクションさせるには向いていますが、ジグまで動かすとなると少し不向きな気がします。
フラットフィッシュでプラグやワームをメインで使う釣りならOKです!
つまり、ラテオの対象魚はシーバスがメインのということかな。わたしはシーバスにしか使ってないよ!
ディアルーナの対象魚
次にディアルーナの対象魚です。ディアルーナはシーバスやフラットフィッシュも行けるロッドと明記されていますね。ラテオとはコンセプト自体が違っていてオールラウンドなロッドだということ。
対象魚は、
- シーバス
- 青物
- フラットフィッシュ
- 根魚
これほどの魚種をカバーできる汎用性を備えているのが特徴。
ここまで多くの魚種を狙える理由は、とにかくハリが強いロッドだからです!
メタルジグを使った釣りではロッドのハリが強い分、ジグをキビキビアクションさせることが可能になります。ロッドの反発を利用できるから楽にジグも操作できる。
またジグのような重いルアーになるとロッドを曲げることが可能になるので、キャストもしやすくなり飛距離もかなり出せる!
ぶっちゃけシーバスロッドというよりは青物やフラット用のロッドなのでは?って感じが否めません(笑)
ラテオとディアルーナの対象魚をまとめると、
ポイント
- ラテオはシーバスがメインでたまに他魚種を楽しみたい時
- ディアルーナはシーバスも程々に青物やフラットも狙いたい時
こんな感じかな。
個人的にはシーバスが9割以上を占めているのでラテオに軍配があがるけど、マルチアングラーならディアルーナの方が断然使いやすいし、活躍する場面が多いよ!
ラテオかディアルーナで失敗しないための注意点
最後にどちらかで迷っている方のために、失敗しないための注意点をみていきます。前述したとおり対象魚で選ぶ方法もいいのですが、それだけでは不十分!自分の地域や釣りのスタイルも考えることで失敗は少なくなります。
フィールドやポイント・使用ルアーで選ぶ
自分が対象魚を狙うときのフィールドはどこなのかを考えることが大切です。フィールドによってロッドの長さやパワーも変わりますので注意が必要!ポイント別に見ていきましょう。
河川
河川の規模や流れの強弱はありますが、河川で釣りをする方はシーバスがメインの方が多いでしょう。わたしもその一人です!
流れが緩やかな河川:この場合はラテオが最適だと感じます。
理由は、
具体的には、緩やかな河川では動き過ぎないルアーを使うシーンが多いです。ラテオはしなやかさを備えているためルアーをより自然に演出しやすいと感じます、特に軽めのルアーは使いやすい。そしてバイトを弾きにくいのも適している点だと感じます。汽水湖も同様な感じ。
小中規模河川なら、86MLか93ML
大規模河川や河口なら96MLが最適だと思います。
激流河川:この場合は基本ディアルーナに軍配が上がります。
理由は、
具体的に、流れが早いポイントでは流れに負けないウエイトのあるルアーを使うことが多いです。シンキングミノーやバイブレーションなんかが当てはまる。またシーバスを掛けたあとも流れに乗ってかなりの重さが加わり走られます。そんな時はパワーで止めることのできるディアルーナが適していると感じます。
小中規模の激流河川なら、86ML
大規模の激流河川なら、96M
漁港
漁港ではシーバスも視野に入りますが、メインは小型青物ではないでしょうか?20~40g程度のジグをしゃくりながら狙うスタイルですね!
この場合は、ディアルーナ96Mもしくは100Mが適していると感じます。
具体的には、ハリが強いディアルーナはジグなどのウエイトのあるルアーを操作する時こそ反発を利用しやすい!そしてキャストするときもこの反発はかなりの武器になると感じます。また小型青物はランディングする時にタモを使わず、抜き上げる方がほとんど。そんなときもラテオよりはディアルーナの方が抜き上げが楽ちん!
サーフ
サーフに関してはどちらのロッドも行けると思います。
シーバス狙いでシンキングミノーやシンペンを多用するならラテオ96Mか100M
青物やフラットフィッシュ狙いならディアルーナ96Mか100Mをチョイスします。
以上がフィールドも考えた選び方ですね!
自分のレベルで選ぶ
最後は自分のレベルでラテオかディアルーナの選び方です。
「対象魚」と「フィールド」と「使用ルアー」で大体のイメージがついたかと思うけど、自分のレベルも考慮しなくちゃならないのが難しいところ。
青物ならディアルーナ一択で良いかと思うけど、シーバスの場合は自分のレベルを考えて選ぶ必要があるよ!
簡単に書くと、
レベル
- 初心者:ラテオ
- 脱初心者:ディアルーナ
こんな感じなんです。
理由は、
- ラテオ:柔らかい分、乗せ調子(勝手に魚がフッキングする感じ)
- ディアルーナ:固い分、掛け調子(自分から合わせる感じ)
初心者の時は合わせるタイミングが上手く分からなかったり、違和感を感じづらい。感じ取るためにはそれなりの経験が必要になるから、わからないうちはラテオがいい仕事をしてくれるよ。ホントバレにくいし。
逆にディアルーナは脱初心者で中級者くらいが使うと面白いロッド!スレているポイントなんかはちょっとした違和感だけで、明確なバイトが出ないことが多い。
そんな時はハリが強く感度が良いディアルーナが活躍する。違和感を自分で掛けにいくことができるから、なんとかキャッチに至ることができるの。固い分、アワセた時にルアーに力も伝わりやすいしね!
だけどドラグ設定を上手くしないと、固い分バレやすい。だから中級者くらいにならないとシーバスでは使いこなすことが難しい。
迷ったら自分のレベルを考慮してラテオかディアルーナを選ぼう!
まとめ:ラテオとディアルーナの比較と選び方!
いかがだったでしょうか?
今回はラテオとディアルーナについて書いてみました。個人的にはどちらも良いロッドです。軽いしね。10000円くらいのロッドを使っていた人が、次にレベルアップする時に必ずこの2本が出てきます(笑)
そして、シマノさんもダイワさんもこの2本にはかなり力を入れているロッドなんです。だからどちらも上位機種に使用されている技術を盛り込んでいるんですよね。
本記事の内容をあらためると、
ポイント
- ラテオはシーバスをメインターゲットとしたロッド
- ディアルーナはオールラウンダーなロッド
- シーバス以外も狙うならディアルーナ
- ラテオは初心者から使える
- ディアルーナは中級者以上が良い
こんな感じです。
価格帯は同じなのに、全く違うタイプのロッドで面白いですよね。わたしはこの2本どっちが良いとかではなく、両方好きなロッドです!
色んなことを述べてきましたが、最終的に迷ったら好きな方で良いんです!自分が悩んだ末に選んだロッドなら使いこなせるまで使い倒したら良い。
「魚の力を逆手にとりながら、操るようにやり取りを楽しむラテオ!」
「パワーで魚をねじ伏せるガチンコ勝負なディアルーナ!」
使っていてどちらもワクワクするロッドで、釣りが楽しくなること間違いなしのロッドです。
買って損はないかと思います。
今回はこのへんで
またね~